yamanakashido’s blog

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セーラー 万年筆 四季織

お世話になった方へのお礼に万年筆を探しに。よくお邪魔するナガサワ文具センターさんへトコトコ。いつもはよく覗くわりにはちっとも買わないので、ホンモノのお邪魔です。ただ今回は指名買いですからお時間はとりません。

万年筆なるもの目上の方への贈り物としてはいただけない品らしいのですが、今回は同僚ですから大丈夫です。どうやら…もっと勉強しなさい…という意味に伝わる懸念からきているようで。贈る相手は僕より仕事が出来るという点では、いただけない贈り物となりそうですがご勘弁。

候補はセーラー 万年筆の四季織。月夜の水面シリーズかひさかたシリーズか。雪月空葉シリーズもありますが、金ペンでちょっと重い…重量ではありません、気軽な贈り物としては重いかなと。そしてベスト型よりはバランス型の方が和の趣きのネーミングに合うかなと。ただ、バランス型がお好きな方には雪月空葉シリーズは良いですね。名月あたりが人気のようですが、4種類いずれも美しい万年筆だと思います。

さてさて、目当ての万年筆です。月夜の水面シリーズは夜桜、夜焚、夜長、霜夜と揃っていたような。ひさかたシリーズはあかねぞらのみ。霜夜とあかねぞらを考えていたのでとりあえず大丈夫。

お時間はとりませんと言いながら、霜夜もあかねぞらも惹かれます。ペン先、クリップ、キャップリングといった金属部分が金色か銀色かの違い。ペン先自体は鉄ペン、ステンレスで書き味も同じでしょう。

 

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お願いをすると霜夜とあかねぞら、2本がキャビネットから出てきました。そして流れるような動作でつけペンで試し書きの手配をしていただきました。いやいや無駄がない。この流れに無駄がない。自身がお店の方と対峙して、この対応をされると一層よくわかります。万年筆の書き味の前にまずは驚き。

サラサラサラ…驚き第二弾。すごいな。僕の金ペンPILOTカスタム初期型より良いな…少し泣き。今度ペンクリ持って行こう。

さあ、金色か銀色か。あなたが落としたのは金の斧か銀の斧かを尋ねられた僕は「両方です」と言いたい気持ちを抑え、霜夜を選びました。あかねぞらはいつか自分用に買ってもいいな。

そしてまだ終わらない驚き第三弾が。試し書きのインクを切る切る切る。全く失礼の「し」の字も感じさせない接客をしながら、流れるような動作でインクを切る。

勉強になりました。

接客とはこうありたい。

僕のカスタム初期型は調整が必要である。

なんか得した気分になる買い物でした。