yamanakashido’s blog

好きなもの 好きなこと 大切なもの

Pelikan エーデルシュタイン

スーベレンに代表されるメーカーPelikanの万年筆は、世代を超えて安定した人気を誇る逸品です。

またエーデルシュタインは、そのPelikanが造る若干高級ラインのインクです。

f:id:yamanakashido:20191219210811j:image

僕はビジネスで使用する万年筆にはエーデルシュタインのONYXを入れています。「黒」ですからビジネスシーンでも全く問題ない色です。

では普通のインクとどう違うのか…。例えて言えば、書道でいう墨汁と墨の違いでしょうか。

墨汁は手軽に筆による作品を仕上げることが出来ますが、やはり硯で擦った墨にはかないません。「黒」の中に濃淡や質感が生まれるからです。

普通のインクもエーデルシュタインも手軽さという点では同じなのですが、エーデルシュタインは明らかに墨の感覚です。文字が生きてくるといっても良いかもしれません。

これはブルーブラックのTANZANITEでも同じです。

ドイツのメーカーが造った和を感じさせるインクとでも言いましょうか。誤解のないように…擦れたりする訳ではありません、あくまで墨の感覚です。

エーデルシュタインの各色には宝石の名前がつけられています。どれも美しい色とピッタリのネーミングだと思います。

50mlのボトルインクで¥2,500(税別)。

高いと思うか、そうでもないか…。僕は後者です。