yamanakashido’s blog

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SEIKO SBDC053

ダイバーも好きです。しかしながらウィークデーはスーツですから、なかなか登場機会に恵まれずもっぱら土日専用でした。

ブラックボーイとネイビーボーイを使っていましたが、流石でしたね。カスタムパーツが豊富、値段が値段ですからガシガシ使える、(かなり不評のご意見も見かけますが)純正のジュビリーブレスがクネクネして僕的には使いやすい、なんと言ってもケースを始めとしたデザインが完成されている(特にラグのマルッとした感じとか)……良い時計です。

時代は緩やかになり、ウィークデーのスーツもビジカジに……、お腹は時代の流れとは逆にキツくなり……。スーツは着る機会が減ったのか着れなくなったのか。いずれにしてもほぼ毎日ビジカジで出勤です。これならダイバーいけるな、と思いながらもボーイシリーズはカスタム済でちょっと厳しい。

そんな時に購入したのがSBDC053です。

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ベゼルとダイアルの色が決め手でした。なんとも言えない色で、角度によっていろんな色に見えます。ケースもスマートな感じですし、装着感はやはりボーイシリーズよりは上です。針のデザインが不評のようですが、オマージュ的な視点を排除すれば、これはこれでセイコーらしくて良いかなと。

ベルトは交換しました。最初はエンジニアブレスを付けてみたのですがゴツ過ぎましたね。エンジニアブレスはラグから端まで同幅なのが合わなかった要因だと思います。

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結局、アンクルセイコーのトロピックタイプにしましたが、今のところ気に入っています。(そこはオマージュか?と言われそうですが)

日差はほぼ無いです。2〜3秒くらいでしょうか。ムーブメントの6Rは調整が難しいと言われますが、然るべきところで調整して貰えばかなりの精度が出るのではないかと思います。

ケースサイズは横幅42.6mmと、僕の所持している時計の中では最大です。しかしダイバーとしては平均以下ですし、ラグ背面の反りが上手くケースを腕に乗せてくれる感じなので違和感はないですね。

この時計はレギュラーとは言い切れませんが、重宝してますね。ユーティリティプレーヤーです。

SEIKO ELNIX

機械式から69年のクォーツ登場……電波、ソーラー、スマート……腕時計は進化していますね。

その進化の過程で、機械式のゼンマイの代わりに電池を動力源にした電磁テンプ時計というものがありました。機械式からクォーツへの過渡期で60年代終わりから70年代半ばです。クォーツ全盛となったことから極めて短命な機能だったのですね。

僕は高校入学を機にシチズンのクォーツを買いました。まだまだ腕時計は高級品という時代でしたから、高校入学で初めての自分の時計でした。周りは圧倒的にセイコーでしたね。その頃のシチズンはメカっぽい雰囲気が強くて好きでした。周りと同じは嫌だというのもかなりありましたが。多分、大学を出て就職してからもしばらく使っていたと思います。

その後、アンティークウォッチショップで機械式に出会いました。小さな小さなお店でした。そのお店で買った時計はまだ元気で、僕のコレクションの大事な一角を占めています。小さな小さなお店も、今や時計好きな方で知らない人は居ないであろうお店に成長されています。

だいたい10本くらい所持して、数本が入れ替わる時計遍歴なのですが、電磁テンプの存在を知ってからは、どうしても欲しくてかなり探しました。使ってみたいのです。

レアと言えばレアですが、かなりタマはあります。ただ50年近く前の時計ですから、なかなか綺麗なものはありません。

そんな中でやっと見つけたのが、ほぼデッドストックの75年式。ダイアルはブルーグラデーション、インデックスも凝った造りです。6時位置にはエルニクスマークと亀戸の稲妻マーク。もちろん即購入させていただきました。

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電池を使っているので、どうしてもクォーツをイメージしてしまいますが、やはりベースは機械式。太い針を元気に動かします。そして機械式特有の音も。そしてそして……普通に使えますが日差も出ます。

この時計も入れ替えとは無縁のレギュラーになりそうです。

腕時計

腕時計⌚️といえば、少し拘る方は機械式を選ばれるケースが多いかもしれません。69年のクォーツ登場により時代はクォーツとなったわけですが、90年代には機械式の良さも見直されてきました。今や電波時計、スマートウォッチまでラインナップされていて、腕時計好きとしては選び放題という感じですね。

アップルウォッチ🍎という方も多いと思います。機能満載で、腕時計という概念で見てはいけないモノかもしれませんね。時代について行きたいという気持ちもありますし、使いこなしている人を見ていると、自分も……とはなりますが。

如何せん使いこなせません。如何せん……みたいな言葉が違和感なく口をついて出てくる年代ですから致し方ないのかもしれません。

腕時計は腕時計であって欲しい、という感覚があるのも一因ですね。腕時計は機械式じゃなきゃ……まではいきませんが。

僕の場合は、逆に腕時計単体の機能ならば機械式から電波時計まで使います。

車もしかり。オートマチックは乗りますが、レシプロの域を出られずEVには二の足を踏んでいるのが僕です。

 

TERN Serge 2019 乗り味は?

寒くなってきました。コロナも収まる気配を見せてはくれませんね。

そんな中、ソーシャルディスタンス云々もほとんど気にせず楽しめる自転車はありがたい乗り物です。

Sergeを車に乗せて帰宅して、とりあえず自分の部屋に格納。はやる気持ちを抑えつつ、自転車保険に加入しました。保険会社のまわし者ではありませんが、これは必須です。Tシャツ一枚買ったつもりで加入するべきです。自治体にもよりますが義務化されているところも増えましたね。安全運転を心がけることが一番ですが、良いことだと思います。

ロードをやめて、自転車関係の物はほとんど処分していたので改めて買い直しです。フレンチバルブ対応のポンプとワイヤーロックは残していましたので、ライトと簡単な工具、ヘルメットとグローブくらいあればポタリングには十分です。ポツリポツリと買い揃えました。そのあたりはまた別にご紹介したいと思います。

Sergeの第一印象は硬いなぁ……というものでした。やはりアルミフレームですし、ミニベロロードのクイックな動きがよりそう感じさせるんだと思います。車輪の小ささはやはり気をつかいます。安定感は通常のロードの方が圧倒的に上ですから仕方がないところです。まあ逆にそこがミニベロ特有の小回りにも繋がるわけですが。

シフトもまずまず、坂道もクイックイッと気持ちよく登ります。ただ下りは正直怖いですね。このブレーキでは飛ばす気にはなりません……。そもそもポタリング+αくらいのつもりでしたから、このレベルなら及第点です。

安全第一、無理をせず、楽しく乗りたいものです。

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TERN Serge 2019

本格的なロードほどのスピードは求めず、自分のペースでシャカシャカと漕げるモデルを探していました。

何か欲しいものを探すときはかなり調べます。まあ、一番楽しい時間かもしれません。

狙いを定めたのはミニベロロード。過去にもミニベロは乗っていましたからデメリットも承知の上です。折りたたみ機能は求めていませんでしたし、ドロップハンドルで落ち着いたデザイン……という条件で探しましたのでかなり選択肢は狭くなりました。

FUJIのHELION R、BRUNOのMINIVERO20road、MASI、RALEIGH……。

BRUNOは少し重いというのがネック。ただその重さを除けば、クロモリフレームには良いイメージしかありません。少し太めのタイヤとの相性もあったのでしょうか。

MASI、RALEIGHも良かったのですが、シブい色合いが似合うブランドゆえに、逆に着るモノを選ぶかな……と。

FUJIは最後まで悩みました。かなりストライクゾーンです。

FUJIと並んで候補となったのはTERN。やはり過去乗っていたrallyの良いイメージが残っていました。

ほぼ二択となったある日、ぷらっと立ち寄ったお店にありました、TERN Serge 2019のシルクポリッシュ。2020モデルからはダウンチューブのTERNロゴが大きくなり、ちょっと引いてしまうデザインだったので2019モデルを探していたのです。しかもシルクポリッシュ。悩むこと数分……「これ下さい。」

ダウンチューブのロゴ以前に、その形状が独特なので、ある意味では落ち着いたデザインとは言えませんが、カラーもシルクポリッシュと地味?なので良い選択だったと思います。

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自転車遍歴 その2

大阪でたくさんのイケてる自転車で目の保養をした僕は、悩んだ挙句ブルーノのミニベロを買います。グリップシフトが便利で、所謂ポタリングには向いていたと思います。ただ、楽しくて走行距離が伸びていきます。さすがに50kmくらい走ると辛くなってしまいます。

思い切って売却かな……と思い始めていた頃、GIANTのロードを見つけました。一目惚れです。

これは楽!最初の印象です。やはりミニベロとは違って、安定感があるのと巡航速度を保てるのが利点です。休日の午前中はほぼ毎回乗っていたと思います。家族にも好評でしたね。半日留守にして、経費的にも缶コーヒー1本くらいでしたから。

そんなルーティンが続いたある日、単身赴任の辞令をもらいます。地方都市でのワンルーム暮らしが始まりました。もちろんGIANTも連れだって行きました。少しずつ気に入った道を見つけて走るのはなかなか楽しい時間でした。

単身赴任は自分の時間がふんだんにあります。美術館に行ったり、ローカル線で出かけてみたり、目的地も決めずに歩いてみたり。

歩いていると目に止まるのは自転車店です。ある日ふと覗いた自転車店で、ternのRallyに出会いました。ボルドーのクロモリフレームに革巻ハンドルのクロスバイクです。安っぽいサドルを革サドルに付け替えて……その日の夜には、狭い自室にGIANTと一緒に並んでいました。スポーツ感ゼロの車体は、これはこれでなかなか良いものです。パーツはともかく、価格からは考えられない造り込みだと思います。

屋外の自転車置き場には通勤用の折畳式も1台置いていましたから、この時は3台所有していたことになります。まあ3台合わせても、本格的なロード1台分にも満たない価格でしたが、それぞれ素敵な自転車でした。

そうこうしているうちに、単身赴任も終わりを迎えます。さすがに3台持って帰るわけにもいかず、折畳式は会社の人に進呈して、残りの2台と共に自宅に帰りました。

自転車遍歴 その1

昔々、スーパーカーライトなるギミックを持った自転車に乗っていた小学生でした。高校生になるとシルバーのランドナーを買ってもらいました。丸石だったと思います。まだ活気のあった駅前の商店街で購入したはずです。わりと真面目だった僕は、教科書や辞書でパンパンになったカバンを荷台に括り付けて通学したものです。戦後すぐに建てた古い農家の土間に無造作に置いていました。

当時はコンピュータも無ければ携帯・スマホもありません。高校生の持ち物としては、自転車かラジカセあたりが一番値の張るモノだったと思います。

その後、大学生になり自動二輪が日常の脚となりましたが、自転車は常に生活圏の脚として活躍します。白のミキストフレーム、革サドルでなかなか軽快な一台。初めてのドロ除けレスでした。次に買ったのは、業務用自転車に砲弾ライト、センタースタンドの一台。スーツで乗るのも悪くない重量感のあるものでした。

社会人になりしばらくは業務用自転車が活躍していましたが、どうしても前カゴをつける気にはなれず。かと言って今のようにリュックで通勤という時代でもなく、オーソドックスな一文字ハンドルに乗換えます。軽いので小回りは効くのですが、面白くはなかったですね。

そうこうしているうちに都内へ転勤となり、新しい一文字ハンドルを購入しましたが、初日に盗難に遭いました。結局見つからず、仕方なく通勤では使わない前提で初めてのオフを買いました。当時はまだ出始めのGIANTでしたが、やはりコスパは良かったと思います。

やがて家族が増え、自転車の代わりにベビーカーを押す生活が始まります。坂道の多い地方都市で暮らした数年は、休日らしい休日もとらず仕事三昧だったこともあり、車でスーパーへの買出しという思い出しかありません。

そのうち今で言う働き方改革のようなものがやってきました。あんな生活よくやっていたなぁ……という感じですが、当時は慣れるまで不安で不安で仕方がなかった記憶があります。

休日もしっかりとるようになって、またまた転勤で関西へ。通勤していた大阪は自転車店も多く、街ゆく自転車も素敵なものがたくさんありました。