yamanakashido’s blog

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自転車遍歴 その1

昔々、スーパーカーライトなるギミックを持った自転車に乗っていた小学生でした。高校生になるとシルバーのランドナーを買ってもらいました。丸石だったと思います。まだ活気のあった駅前の商店街で購入したはずです。わりと真面目だった僕は、教科書や辞書でパンパンになったカバンを荷台に括り付けて通学したものです。戦後すぐに建てた古い農家の土間に無造作に置いていました。

当時はコンピュータも無ければ携帯・スマホもありません。高校生の持ち物としては、自転車かラジカセあたりが一番値の張るモノだったと思います。

その後、大学生になり自動二輪が日常の脚となりましたが、自転車は常に生活圏の脚として活躍します。白のミキストフレーム、革サドルでなかなか軽快な一台。初めてのドロ除けレスでした。次に買ったのは、業務用自転車に砲弾ライト、センタースタンドの一台。スーツで乗るのも悪くない重量感のあるものでした。

社会人になりしばらくは業務用自転車が活躍していましたが、どうしても前カゴをつける気にはなれず。かと言って今のようにリュックで通勤という時代でもなく、オーソドックスな一文字ハンドルに乗換えます。軽いので小回りは効くのですが、面白くはなかったですね。

そうこうしているうちに都内へ転勤となり、新しい一文字ハンドルを購入しましたが、初日に盗難に遭いました。結局見つからず、仕方なく通勤では使わない前提で初めてのオフを買いました。当時はまだ出始めのGIANTでしたが、やはりコスパは良かったと思います。

やがて家族が増え、自転車の代わりにベビーカーを押す生活が始まります。坂道の多い地方都市で暮らした数年は、休日らしい休日もとらず仕事三昧だったこともあり、車でスーパーへの買出しという思い出しかありません。

そのうち今で言う働き方改革のようなものがやってきました。あんな生活よくやっていたなぁ……という感じですが、当時は慣れるまで不安で不安で仕方がなかった記憶があります。

休日もしっかりとるようになって、またまた転勤で関西へ。通勤していた大阪は自転車店も多く、街ゆく自転車も素敵なものがたくさんありました。