yamanakashido’s blog

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SEIKO ELNIX

機械式から69年のクォーツ登場……電波、ソーラー、スマート……腕時計は進化していますね。

その進化の過程で、機械式のゼンマイの代わりに電池を動力源にした電磁テンプ時計というものがありました。機械式からクォーツへの過渡期で60年代終わりから70年代半ばです。クォーツ全盛となったことから極めて短命な機能だったのですね。

僕は高校入学を機にシチズンのクォーツを買いました。まだまだ腕時計は高級品という時代でしたから、高校入学で初めての自分の時計でした。周りは圧倒的にセイコーでしたね。その頃のシチズンはメカっぽい雰囲気が強くて好きでした。周りと同じは嫌だというのもかなりありましたが。多分、大学を出て就職してからもしばらく使っていたと思います。

その後、アンティークウォッチショップで機械式に出会いました。小さな小さなお店でした。そのお店で買った時計はまだ元気で、僕のコレクションの大事な一角を占めています。小さな小さなお店も、今や時計好きな方で知らない人は居ないであろうお店に成長されています。

だいたい10本くらい所持して、数本が入れ替わる時計遍歴なのですが、電磁テンプの存在を知ってからは、どうしても欲しくてかなり探しました。使ってみたいのです。

レアと言えばレアですが、かなりタマはあります。ただ50年近く前の時計ですから、なかなか綺麗なものはありません。

そんな中でやっと見つけたのが、ほぼデッドストックの75年式。ダイアルはブルーグラデーション、インデックスも凝った造りです。6時位置にはエルニクスマークと亀戸の稲妻マーク。もちろん即購入させていただきました。

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電池を使っているので、どうしてもクォーツをイメージしてしまいますが、やはりベースは機械式。太い針を元気に動かします。そして機械式特有の音も。そしてそして……普通に使えますが日差も出ます。

この時計も入れ替えとは無縁のレギュラーになりそうです。