yamanakashido’s blog

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SEIKO KING QUARTZ

一般的にクォーツ時計は機械式に比べると不人気なのは否めません。画期的な登場から大量生産が可能となったクォーツは値段も安くなりました。ある程度使って壊れたら買い替える……それまでの機械式=修理して使う流れから変化し資産としての価値も低下した訳です。また高級品は総じて機械式であることも一因ですね。

しかしながら、クォーツ時計が新しい時代を創りつつあった頃の製品には心ときめくものがあります。この時代のクォーツはまだまだ使い捨てなど出来るはずもない価格でしたし、造り込みも凝ったものがほとんどです。

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僕が気に入って使っているのは78年式のキングクォーツ。機械式に慣れた腕には頼りないくらい軽い時計です。ベルトもペラペラ、逆にズッシリしたベルトは似合わないのでしょうが、これまた頼りない……。まあ僕はジュビリーブレスのような捻りに対する柔らかさを持ったものが好みなのでコレもアリです。

この時代の丸型は35mmくらいの径で、今の感覚だと少し華奢に見えますからTVスクリーン型で主張を。ダイアルには細かな柄が入っています。昭和のサラリーマン感が欲しかったのでホワイトダイアル一択です(これは僕の思い込みに近いのでしょうが)。

40年以上前の時計ですが、昭和、平成、令和と元気に時を刻んでいます。資産価値はともかく、大切にしたい僕のレギュラー時計です。