ドライバー スライス脱却
コロナ禍でラウンドはおろか練習場すらまともに行けなかった時間がありました。その間、僕は自分のスイングとボールの飛び方について改めて考えてみることにしました。
はじめに断っておきますが、僕はゴルフが上手い訳ではありません。どちらかと……言おうが言わまいが下手です。
コロナ禍前、「またスライスだ」と我流でいろいろやっていると身体がバラバラになったスイングになってしまいました。正解には元々バラバラなので、単にバラバラ度合いが進行したに過ぎませんが。
そうなってくると練習場で打つことすら苦痛となってきました。普通の流れだと嫌いになってやめてしまうのかもしれません。ただやはりあのコースの気持ち良さと、たまに出るマグレの気持ち良さは忘れられないのです。
・タメをつくる
・シャフトをしならせる
・ヒットした後もヘッドを加速させる
・円運動の通過点でヒットする
よく言われていることですし、ゴルフ雑誌でも繰り返し特集記事になったりしています。僕も長年意識してきたことでもあります。……がリセットした頭で考えてみると、いずれも飛ばすためのスキルではありませんか。実際にはスライス改善に繋がる要素もあるはずですが、今の僕の悩みにつける薬はもっとベーシックなところにあるようです。
意識してきたことと言えば、イメージはドカベンでした。若い方は???かもしれません。野球マンガの金字塔です。主人公山田太郎のヘッドが遅れて出てくるコマ、バットの後ろにスイング軌道を表現した線が書かれているコマです。ゴルフで言えばクラブを振り下ろして体の後ろでシャフトが地面と平行になる写真、まさにこれからヒットする直前です。
ドカベン山田太郎は左打ですから、このコマのままヒットすれば、レフト側ファールゾーンに切れていく打球になります。そうゴルフで言えばスライスでサヨウナラの打球です。つまり僕はこの状況にあるのですね。ドローとかフェードの範疇から大きく外れた振り遅れです。